紫外線は、太陽光線のことです。私たちが目で見ることのできる太陽光線は、可視光線と呼ばれるもので、その他に、紫外線、赤外線があります。紫外線は地表に届く光の中でもっとも波長の短いものです。
また、紫外線は、UV-C、UV-B、UV-Aに分かれ、UV-Cは、オゾンなどの大気層に吸収されて地表には到達しませんがUV-Bは一部地表に到達します。これは皮膚や目に有害な光線で、日焼けや皮膚ガンの原因にもなります。UV-Aは、UV-Bよりは害はないのですが、長時間浴びるとやはり健康に害があります。
私たち人間を含め地球上の生物を紫外線から守っているのが、オゾン層です。オゾンは地上付近から50km上空まで広く分布しています。そしてその90%が地上から約10~50km上空の成層圏に集まっています。
最近、このオゾン層が、大気中に放出したフロンガス等の物質によって破壊され、穴が空いてしまいました。そしてこのオゾンホールから紫外線がダイレクトに地上に降り注ぐために、場所によっては、あらゆる生物の生存を脅かしつつあるのです。
年々どれくらい増加しているかというと、南北両半球の中・高緯度域にある10 箇所以上の地点における観測からは、紫外線量が1980 年代前半より2003年までに6~14%増加したと報告されています。
一方で、1996年より先進国では、フロンなどオゾン層を破壊する物質の生産が禁止された結果、世界気象機関や国連環境計画の2002年の報告では、成層圏中のオゾン層破壊物質の濃度は、今世紀中頃までに1980年頃のレベルにまで戻ると予想されています。皆さんが普段使うヘアスプレーなど、廃棄の際はちょっとした心使いが紫外線を増やさないことにつながるのです。